ハムストリングス(もも裏の筋肉)について

~ハムストリングスとは~

ハムストリングスとは、ももの裏の筋肉のことを指します。

「大腿二頭筋」「半腱様筋」「半膜様筋」の総称をハムストリングスと呼びます。

~ハムストリングスの起始停止~

大腿二頭筋長頭→起始:坐骨結節    停止:腓骨頭   作用:股関節の伸展、膝関節の屈曲と外旋

大腿二頭筋短頭→起始:粗線の外側唇  停止:腓骨    作用:膝関節の屈曲と外旋

半腱様筋→起始:坐骨結節  停止:脛骨粗面の内側部   作用:股関節の伸展、膝関節の屈曲と内旋

半膜様筋→起始:坐骨結節 停止:脛骨内側顆後面     作用:股関節の伸展、膝関節の屈曲と内旋

~ハムストリングスの怪我~

ハムストリングスの怪我は、肉離れや坐骨結節の裂離骨折、腱の炎症などがあります。

その中でも、サッカーや陸上競技などの走るスポーツをする選手によく発生するのがハムストリングスの肉離れです。

肉離れの好発部位は筋肉と腱の移行部である「筋腱移行部」と呼ばれる場所で、筋肉が伸張した遠心性収縮時に肉離れが多発します。

~ケガの予防~

では、ハムストリングスの怪我を防ぐためにはどうすれば良いでしょうか?

それはストレッチと予防トレーニングです!

具体的にどんなことをすればいいのかをご紹介いたします!

~予防トレーニング~

ストレッチは肉離れ予防にとても有効です!

ハムストリングスは、膝の伸展と骨盤の前傾を同時に行うことで最大にストレッチがかかります。

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①椅子や台の上に片足を乗せ、両手を肩幅の広さに付き、大腿部(ももの前)を胸に付けます。

②つま先はまっすぐにします。

③上記の状態のまま、台に乗せている方の膝を伸ばします。

④次に①の姿勢に戻り、つま先を内側に向けます。

⑤この状態のまま膝を伸ばします。先ほどと伸びている場所は変わっていますか?

もも裏の外側が伸びていれば正解です!!

⑥次はつま先を外側に向けます。

⑦この状態のまま膝を伸ばします。先ほどと伸びている場所は変わっていますか?

もも裏の内側が伸びていれば正解です!!

肉離れは、怪我をすると瘢痕組織(いわゆるかさぶた)が形成され、怪我をした部位や周囲の筋肉が硬結し再発しやすくなります。

スポーツ選手では特に、ハムストリングスの怪我をすると軽度であっても競技復帰までに時間を要するので注意が必要です。

一日5分、10分でも良いのでストレッチをして怪我の予防をしましょう!

もしこのような症状にお悩みの方は下記までお問い合わせください!

★やぎ鍼灸接骨院 志木院

〒352‐0001 埼玉県新座市東北2‐24‐37

📞048‐278‐6343

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